街中では既に花火の音が聞こえ始めているが、本当は夜の9時から元旦の午前2時までしかやってはいけない事になっている。
風が止まって、VOGなのか、花火の煙なのか定かではないが、空が少し霞んできた。
さて、昨日の「LOST」ファンツアーはかなり過酷だった。
お客さんは皆さんシーズン4を最後までご覧になっているというので、私も気合が入っていた。
朝のワイキキは薄曇といった感じだったのだが、マノアに入っていくとすぐに降り始めた。
パラダイスパークのパーキングでお客さんに傘を配り、とりあえず歩き始めた。
トレイルの入り口でバニアンツリーなどの説明をして、もう少し奥に入ろうと思ったが、水浸しで足の踏み場が無い。
お客さん達にはその場で待ってもらって、私だけ先の様子を見に行ったが、歩ける状況ではなく、引き返した。
私の靴は既にびっしょり。
ラナイ・ルックアウト、

ベロウズビーチでは降られなかったが、人は少なかった。

カネオヘの町を抜けてヘエイアケアを過ぎるとまた降り始め、ワイアホレ・ビーチパークではまた傘を出した。
クアロア山もほとんど見えない。

クアロアパークでは土砂降りになり、ジュース休憩どころか、トイレに行くのもやっとだった。
カネネルビーチの路肩に車を止めるが、とても車からは降りれず、カーアヴァヴァレーは車内から見上げたが、やはり雲でほとんど見えなかった。
ライエを過ぎると小降りになり、カフクでは少し青空も見えたが、ノースショアに入るとまた降り始め、サンセットビーチも雨の中だった。
パパイロアは小雨が降り続き、海は赤茶色に濁り、ビーチにも人はいなかった。
時折雷鳴が聞こえた。

テント村のセキュリティでさえ奥に止めた車の中から出てこなかった。
西の空には少し青空が見え、カエナ岬からは煙が立ち昇っていた。

濡れた身体に砂がまとわりつく。
「マッキーズ」でのランチタイムでは止んでくれたが、ノースショアMPでの休憩時にまた振り出した。
今度は雷も近づいてきたようで、時々バリバリと言う大きな音と共に振動が伝わってきた。
ディリンハム飛行場は所々浸水していたが、モクレイアでは降られなかった。
帰りは比較的調子良かったが、ビショップ・ミュージアムの手前から渋滞して、結局ワイキキに戻ったのは6時だった。
夏場の暑さも大変だが、雨の中のツアーはかなり過酷で、大人でも大変だったと思う。
この年末年始は定員の3倍以上のお申し込み・お問い合わせがあり、愛車の「太郎」は毎回ほぼ満員だが、まさに記憶に残るツアーとなっている。