朝から良いお天気になった。
トレードウィンドも気持ちよく吹きぬけ、早咲きのホワイトシャワーが花びらを散らせていた。
しかし車内は「LOST」のサントラで別の意味で盛り上がっている。
ワイキキを出るときはアラワイ沿いを走って、「ワイキキ『LOST』マップ」の位置関係の説明を入れ、セルフツアー用に活用していただいている。
プナホウSt.を上がり、マノアに入っていくとジャングルもドライだった。

ここはいつも最初にバニアンツリーや川について説明する場所。
実は先月撮影の時に遭遇した、シーズン4の最終回で「Welcome Home!」を言ったところ。

これから見る方は思い出して欲しい。
少し奥に進んで、後ろの景色を見ながら、大量の資料をファイリングした物を紙芝居のようにして説明する。
「ほら、このクレアの後ろに見える椰子の木が、その木ですよ〜。」
マノアにはダーマのハイドラステーションと、オーキッドステーションがある。
ハワイ大の辺りまではハワイ在住のキャストの目撃例の話などをしている。
そしてちょっとH-1フリーウェイに乗って、見えてくるダイアモンドヘッドでの撮影の話と、お客さんのオタク度のチェック。
「LOST」は実際の島での人物同士の関係の他に、過去に繋がりがある人が多いのだが、なかなか1度や2度見ただけでは気付かない、と言うか私など5回見ても気が付かなかった人物などがいて、その辺の話をするとオタク度がわかるのだ。
カハラではハーリーの豪邸の後、ちょっと回ってロックの父親の家の前も通っている。
私が「LOST POINT!」と言うと、お客さんは「車内貸し出し資料」のページを捲り、「おお!ここか!」と言う感じ。
ラナイルックアウトでも紙芝居をして5分休憩。

ここはシーズン2、3、4と使われていて、さらに日本のCMでもよく使われる撮影の名所でもある。
マカプウでも「LOST PO〜INT!」と言いながら、各場面を説明。
ウィンドワード・サイドに出て、エメラルドグリーンの海が眩しいベロウズビーチに入っていく。

風に悪戯されながら紙芝居をして、また5分休憩。
ワイマナロからカネオへまでは元横綱曙やハワイ出身の相撲取りの話をしたり、ハワイアンフードの話をしたり、カイルアに住んでいる「LOST」のキャストの話などをしている。
ヘエイアケアで車内から815便の機首を見て、ワイアホレ・ビーチパークで降りる。
資料が充実したので、ワイカネ桟橋だけでなく、クアロア山やカネオヘベイの映った場面もたくさん紹介できるようになった。
クアロア・パークに移動してジュースの休憩。
本来はお手洗いの休憩が目的だったのだが、最近はマノアトレイルの入り口にもトイレが出来たし、ベロウズビーチにもあるので、なんだかジュースを飲んでるだけのような気もする。
15分ほど取っているがベロウズでジュースを渡して15分とかにした方が良いかも。
でもベロウズから先はハレイワまでトイレが無いって言うのもちょっと大変かな・・・。
クアロアパークは鳥も多いし、お客さんも喜ぶ方が多いし・・・。

カーアヴァ・ヴァレーを見た後はライエまで「LOST POINT」が無いので、それぞれの地元の話やクラウチング・ライオンなど紹介しているが、天気が良ければ海を見ているだけでも飽きない。
カフクのエビ養殖場の横でちょっと説明をして、タートルベイのゴルフ場の話をして、ノースショアへ。
どこのビーチも波はほとんど無く、海水浴客が多かった。
少し雲はあったが、パパイロアビーチの砂はすっかり焼けて、今年一番の熱さだった。

テント村はプラスチックシートに覆われたまま。

ここではパパイロアビーチ専用の紙芝居を携帯して、あちこち説明。
最近では木の1本1本まで位置がわかってきた。
海にも岩にもウミガメがうじゃうじゃいた。
ハレイワでランチタイム。
「マッキーズ」のすぐ近くにもシーズン4の撮影で使った場所がある。
マッキーも既に学校が夏休みに入っているそうで、最近は毎日出勤して愛想を振りまいている。
そしてシュリンプ・プレートを待つ間には、私が見つけた「LOST Bloopers(ブルーパーズ)」(ミステイクや整合性の取れないシーン)など紹介している。
食後にノースショアMPで休憩して、ワイアルアを回ってアフリカの雰囲気を味わって、モクレイアに向かう。
この辺りはワイアナエ山脈の説明と、畑の説明をしたら何もない場所。
そろそろツアーも終盤。
パーム・フィールドやディリンハム・ランチの「LOST POINT」を説明して、ディリンハム飛行場で815便の残骸を見て、アフリカの飛行場を見て、モクレイアビーチに出る。

ここでもさらに強くなってきたトレードウィンドに対抗しながら紙芝居を捲り、その後10分休憩。
休日で人が多かった。
YMCAのキャンプ・アードマンの横を通ってカエナ岬まで行ってUターン。
帰りの車内ではハーリーやシャノンのフィギュアをはじめ、雑誌の切抜きなどの資料をお見せして、ワヒアワでH-2に乗ったらシーズン4のネタバレなどを軽くしている。
今日はネットなど駆使してアメリカの放送をほぼご覧になっていると言うお客さんが多かったので、ネタバレでは無かったがオタク度が高くて盛り上がった。
H-1に入っても、アロハスタジアムやビショップ博物館、リリハSt.など、ちょこちょこと「LOST POINT」があり、最後にはThe BUSの出てくるシーンなども説明している。
その他の裏話なども多いのだが、今日はワイキキに戻ってきたらお客さん達から拍手が沸き起こった。
LOSTY達には喜んで頂けている様だ。