いよいよ「LSOT」ファンツアーの第1回目が催行された。
朝からお天気も良く、気分も高まる。
お客さんはシーズン2までは全部見ていると言うことを確認。
既にシーズン3も終盤の、アメリカでの内容をネタバレしないように注意。
ワイキキを出ると、シドニー空港の設定で使われたコンベンションセンターの横を通って、カラカウア通りを北上して、途中からプナホウSt.に入る。
ロックがグループ・セラピーを受けていたセントラル・ユニオン・チャーチの横を通って、H-1フリーウェイを渡り、マノアに向かう。
住宅街を進むとほんの小雨がパラパラと車に当たったが、マノアトレイルのパーキングに車を入れるとすっかり止んだ。
パラダイスパークの跡地はシーズン3で随分出てくるのだが、あまり細かく説明しないようにさわりだけ。
マノアトレイルの入り口まで歩き、巨大なバニアンやジャングルを見て頂く。

入り口で写真を撮ってすぐに引き返してきた我々を、トレッキングに入っていくグループはどう思ったのだろう?
マノアの住宅街に戻ってくると、再びシャワーが来たので、さっきのハイカー達を逆に心配してしまった。
内部が撮影に使われていたハワイ大学の横を通って、H-1フリーウェイに入る。
カハラで降りて、ハーリーの豪邸の前を通り、カハラAve.に出て、カラニアナオレHwyに入る。
ピンクシャワーやホワイトシャワーツリーも花を付けていて、とても華やか。
お休みのハナウマ湾の前を抜けて、ラナイ・ルックアウトへ車を止める。

この辺りに来るとお客さんも具体的なシーンが頭に思い出されてきたようだ。
マカプウ岬の「ペレの椅子」がアザースの秘密基地の目印だったり、この辺りはハーリーの幻覚のシーンや、シーズン3でも出てくる。
ウィンドワードサイドもお天気は良かった。
ワイマナロのビーチはシーズン3で、タイランドの設定で出てくる。
TVでは実はラビットアイランドもちゃんと写っていたのだが、その他に実際にない島もCGで加わっていた。
カネオヘの町を抜けて、ヘエイアケアに入っていくが、オーシャニック・エアーの機首はカバーに包まれていた。

カハルウからワイアホレ・ビーチパークに移動して、ワイカネ桟橋を見学。

シーズン2のお終いからシーズン3の最初にかけては重要なシーンの舞台となった桟橋だが、3ではその後もしばしば登場している。
赤土で濁ったカネオヘ湾に浮かぶチャイナマンズ・ハットも、ジンの韓国のお父さんが漁をしているシーンの後ろに映っていた。
ここはビーチパークと言いながら実際にはビーチはないのだが、グアヴァジュースでちょっと休憩。
その後クアロア公園でもトイレ休憩を取った。
クアロアの山を回り込み、カーアヴァヴァレーの見える路肩に車を止める。
ハーリーのゴルフ場などを撮影した場所だ。
お客さんがヴァレーの方にカメラを向けている間、私はカネネルビーチが気になって、写真を撮っていた。


いつ見てもこの辺りの海は綺麗。
さて、ここからは普段の島一周と同様に綺麗な東海岸の海をしばし堪能していただき、カフクの町に入っていく。
カフク病院はケイトのお母さんが入院していた所で、シーズン3でも別のキャストのお母さんが入院する。
そしてソーヤが人殺しをしてしまう、シュリンプトラックのあったロケ地を見て、ノースショアに回る。
サンセットビーチも今日は車内からちょっと見るだけで先に進む。
シーズン1ではソーヤとケイトが、シーズン3でも別のキャストが潜ったワイメアフォールズが上流にあるワイメアベイを回り込んで、ラニアケアの先のパパイロアビーチに向かった。
ここでは私もスニーカーからビーサンに履き替えて、熱くなった砂の上を歩いた。
サバイバー達のキャンプ地に近づくと、今日はソーヤーのテントが見えない!
ここは実際に撮影が行われている場所なので、ストーリー上変化があればなくなってしまう事もありえるのだが、よく見ると「キッチン」を除いてほぼ全てのテントがなくなっていた。

丁度警備員がいたので尋ねてみると、シーズン3の撮影が終わったので、一度片付けているのだそうだ。
9月にシーズン4の撮影が始まるまでには元通りになると言っていた。
それでもエコの教会は残っていて、なんだか火事の焼け後みたいだった。

しかしこのビーチは「LOST」ファンにはお馴染で、どこを向いても場面が出てくる。
唯一あまりクローズアップされないのが海の中なのだが、ここはウミガメが多く、と言うか、今日はカメだらけだった。

時々水に足をつけて冷やしながら再び車に戻り、冷たい水を飲んで一息つけて、ハレイワのタウンを抜けてランチタイム。
セブンイレブンの横に移動した「マッキーズ」でココナッツシュリンプのプレート。
私も顔を覚えられたのか、10個買ったら一つおまけと言うカードをくれた。
見た目より意外とボリュームのあるランチを食べて、タウンに引き返して、ノースショア・マーケットプレース内で食後の休憩タイム。
民芸品店の「ポリネシアン・トレジャーズ」の中には、ハーリーとベンがそれぞれ来店した時の記念写真が飾ってある。
30分ほどの休憩の間、私は車にガソリンを入れる。
話が逸れるが、ノースショアでも1ガロン3ドル20セントを越え、今まで経験したことのないほどの高値になっている。
全く頭の痛い状況だ・・・。
さて、休憩の後はアリイビーチの前を通って、エコとイェミの教会を横目にワイアルアに入り、シュガーミルに向かい、アフリカでのシーンと、ソーヤが詐欺を企てたシーンの場所に車を入れる。
そしてモクレイアに向かって走る。
ディリンハム飛行場に入り、オーシャニックエアーの胴体部分の保管場所に行くがここもカバーがしっかりかけられていた。

ところがフェンスの横の入り口に大きな隙間があり、ここから中がよく見えた。

ブーンやイェミが死んだアフリカの飛行機もチラッと見えたし、飛行機のエンジンや座席も見えた。

その後管制塔横から滑走路の写真も撮って、モクレイアビーチに移動。

墜落現場のビーチはローカルが楽しそうに遊んでいたが、「LOST」ファンには、全てがここから始まったビーチとして、その現場に立つことが感動を呼ぶ。

さらにここからカエナ岬の方に少し移動すると、シーズン3で度々出てくる重要な場所がある。
お客さんにも大体の説明だけして、車内から写真を撮ってもらい、岬の行き止まりまで行ってUターン。
スネークロードからワヒアワに出る。
スコーフィールドの前にある「ケムー・ファーム」と言うパブは、内部がシーズン3で出てくる。
H-2フリーウェイに入り、お客さんとおしゃべりしながらドライブし、H-1入って、ジャックとデズモンドが出会ったアロハスタジアムを横目に見て、ホノルルに戻った。
カリヒの空港からの合流付近からはやはり渋滞したが、ほぼ予想通りの時間に戻ることが出来た。
この夏には既に幾つか予約の入っているツアーだが、人気が出るとイイなぁ。