昨晩のハロウィン・ナイトの天気は持ったが、今朝は朝からどんよりした曇り空だった。
今日は人数が多いために大型のバンを手配して、島を一周する事になっていた。
早起きして空港近くにバンを取りに行き、ワイキキに向かっていると既にポツポツと降り始めた。
昨日結婚式を挙げられたカップルとそのご親族をピックアップすると、先日購入したマイクの「マイケル」を使って、説明を始めた。
まあハワイの天気予報は外れることも多いし、島の裏は晴れているかも知れないと、期待を持たせつつ車を東へ走らせる。
サンディービーチに着くと、太陽は出ていなかったが、雨もほとんど無くビーチで記念撮影もすることが出来た。
しかしマカプウ岬を回ると様子は一転した。
緩やかな貿易風に乗って、空は雨雲でびっしりだった。
マカプウのルックアウトから、カネオヘ半島が見えないほど真っ白の世界。
車内からラビットアイランドなどを説明して、ワイマナロに向かう。
ベロウズのパーキングに入っていくと若干小降りになったので、とりあえず車から降りて歩いていくが、ビーチには出られず、アイアンツリーの林の中でジュースを配り、私だけビーチで木の実をいくつか拾って来てミニミニ自然教室を開いた。
トロピカル・アーモンド、マングローブ、ククイの実の説明を終えると林の中にも雨が吹き込んできたので、あわてて車に戻る。
「ハワイの雨はとてもピュアで、美容に良いんですよ〜(^o^)」
その後ワイマナロ・タウンセンターのパーキングの中に入り、既に看板も無くなった「SUMOコネクション」の跡と、いまだに立っている曙の銅像の前を通って、北上を開始。
オロマナ辺りからすっかりスコール・モードになり、路肩は赤土の混じった真っ赤な濁流が凄い勢いで流れている。
ヘエイアケアやカネオヘ湾は当たり前のように真っ赤っか。
また少し小降りになることを期待したクアロア・パークでも、チャイナマンズ・ハットが霞むほどの雨で、ここも公園の駐車場内をゆっくり回って車内見学。
スコールは基本的に急激に降ってすぐ止むものだから、もうこれはもはやスコールではない。
それでもカーアヴァやハウウラの海は奥に緑色を見せ、雨季の南国の海を表していた。
崖の斜面の道路には小石が転がり、水溜りはディズニーランドの乗り物のように車が飛沫を上げ、カハナ・ベイを回っても反対側のライオン・ヘッドは全く見えず、これほど凄い状況は私も初めてだった。
ウィンドワードサイドの車は少なかったが、どの車も皆スピードを落としていて、と言うより、スピードは上げられなかった。
カフクを回ると雨の程度こそ少し弱かったが、サンセットビーチでも車から降りれる状況ではなく、今日は中止になったサーフコンテストの大会本部がビーチにぽつんと立っているのが、印象的だった。
路肩から見下ろすワイメアベイも人はいなかったが、ラニアケアまで来るとほとんど小降りになったので車から降りることが出来た。
ビーチには他にも旅行者がいたが、最初はなかなか見つからなかったウミガメが3頭ほど近くまでやってきて、しきりに頭やヒレを出しているのを見せてくれた。
ハレイワに入り、雨もほとんど止んでアリイビーチパークも人はいなかったが、びしょ濡れの公園でピクニックランチと言う状況ではなかったので、ランチ付きはキャンセルしてハレイワタウン内で各自取って頂く事にした。
ハレイワタウン内も閑散としていた。
食事と散策でたっぷりと時間を取ったが、その間にもサーッと降ったり、ザーッと降ったりがあった。
そして普段は雨の多いドール・プランテーションに着くと、ここは空こそ曇ったままだったが、雨は全く無かった。
帰りのフリーウェイは、H-1に合流した頃から反対側の下り車線の渋滞が凄かった。
サウスサイドの雨はそれほど激しくは無かったが、ラジオニュースでは「パリハイウェイが上下線ともがけ崩れの為にクローズです」と報じている。
空港からの合流を過ぎた辺りから上りも混み始め、ダウンタウンを抜けるには時間がかかった。
まあこんな天気でのツアーも珍しく、お客さん達もそれぞれそれなりに楽しんで頂いたようだが、是非今度は天気の良い日にリベンジしていただきたいと思う。
さてワイキキでお客さんをドロップオフした後、私は借りていたバンを返す為に、再び渋滞のフリーウェイに戻っていった。
今日も随分濡れて、家に戻ると靴もぐっしょりだった。
夜は西風が強くなり、雨が羽根窓にたたきつけていた。
posted by じゅにーK at 09:08| ホノルル ☔|
Comment(2)
|
ハワイ日記
|
|